前回の記事のおまけです。
新しいiPhoneに買えたらバッテリー残量が表示されない?
iPhone X 以降では 上部のステータスバーにバッテリーの残量のパーセントがなくなってしまいました。
以前まではこんな感じでした。(これはiPadの画像です)

iPhone Xシリーズ 以降はパーセンテージが消えました。

でも大丈夫です。
ステータスバーの代わりにバッテリー残量をSiriが教えてくれます。
そう、IOS12なら。
下のリンクをクリックするとショートカットレシピのダウンロードができます。
詳しい作成方法は本文で解説します。
ショートカットでレシピを作る
まだ、iPhoneで「ショートカット」をダウンロードしていない場合はこちらからどうぞ。
ショートカットアプリは、指定したタスクを自動的に処理してくれるアプリです。
ウィジェットに登録することでタッチ一つで好きなプレイリストを流したり、”今から家に帰るよ”メールを自動的に送信したりできます。
このアプリ自体は以前から「workflow」という名前でありましたが、iOS12から「ショートカット」と名前を変えて、Siriと連携できるようになりました。
今回作るのは、バッテリー残量によってSiriの反応が変わるショートカットレシピです。
難しそうに見えますが、簡単なのでつくってみましょう。プログラミングの知識などは不要です。

レシピ作成
ショートカットアプリを開いて、「+」か「ショートカットを作成」をタッチします。

新規作成画面になるので
下の検索欄に「バッテリー」と入力して「バッテリー残量を取得」を選択します。


そして、検索欄に「場合」と入力して、「次の場合」を選びます。
これは一定の条件を満たしたら実行し、それ以外なら別の処理をするか、終了するものです。

「入力」を「より小さい」
「数字」を10
と入れてください。バッテリー容量が10%以下なら、という意味です。
検索で「テキスト」で探して、「テキストを置き換える」を選びます。

これを長押しでドラッグして「次の場合」の下に移動します。


「テキストを検索」のところには、「バッテリー残量」を選択して入れます。
「置き換え」には、Siriに読ませたい文章を入力しましょう。
たとえば、
“現在のバッテリー残量は「バッテリー残量」パーセントです。”
と入力します。この「バッテリー残量」は同じように選択したものです。

今度は、検索欄から「読み上げ」と入れて「テキストを読み上げる」を選択します。
これもドラッグで「テキストを置き換える」の下に移動します。
これで、基本的なレシピができました。
あとは、パーセントによって文章を変えていくだけです。
他のバッテリー残量(パーセント)の場合も追加

最初の「次の場合」をタッチして「ショートカットに追加」を選択します。
すると、レシピの一番下に追加されるので、これを長押しでドラッグして、「その他の場合」まで持っていきます。
「数字」を30
にします。
また、同じように「テキストを置き換える」をこの「次の場合」の下に置いて
「テキストを検索」を「バッテリー残量」
「置き換え」を “現在のバッテリー残量は「バッテリー残量」パーセントです。そろそろ充電しましょう。”
などと入力します。
「テキストを読み上げる」をこの下に置きます。
おなじように、50%、80%、その他(80%より大きい場合)を追加してきます。
細かく分けたい場合はその分だけ増やしましょう。
文章だけだと分かりにくいので、下のスクリーンショットを確認してみてください。

Siriにバッテリー残量を聞こう
Hey,siri バッテリー残量は?
と聞いた時、答えてくれます。

右上のアイコンをタッチしてください。
レシピ名やアイコンを変えたい場合はここで変更できます。

Siriを使うには、「Siriに追加」をタッチします。
下の赤い録音ボタンを押して、フレーズを録音します。
“バッテリー残量は?” などと入力しましょう。
これで
“Hey Siri , バッテリー残量は?“
と聞くと、設定した答えを返してくれるようになります。
レシピの「テキストを読み上げる」の速度や、ピッチを変えることでSiriに少し感情が芽生えます。

まとめ
作った後気づいたんですが、「Hey, Siri バッテリーは?」と聞くと、普通にバッテリー残量を教えてくれます。
以上、まったく役に立たない、こんな使い方もあるよというショートカットレシピの紹介でした。