ソーラー充電器は災害などの他、外出先で電源が取れないときなど役に立ちます。
登山やキャンプなどコンセントがないところでも日中にソーラー充電器で充電しておくことができます。
モバイルバッテリーなどと組み合わせることで、日常でもエネルギーを無駄なく使えるので、電気代の節約にもなりますね。
ソーラー充電器は基本的に、発電をするソーラーパネルと、電気をたくわえるバッテリーの2つの部分分けられます。
- ソーラーパネルとバッテリーが一体型になっているもの
- ソーラーパネルにケーブルなどをつないでバッテリーに充電するタイプ
]こだわりがなければ、ソーラーパネルと、バッテリーを別々に用意するべき。理由は単純で、他のバッテリーやスマホなどにも直接充電が可能になるからです。
バッテリーが別であれば、劣化しても他のバッテリーに交換すればいいのでソーラーパネルを長く利用することができます。
用途別で
アウトドア
登山や自転車、スキーといったアウトドアスポーツの場合はザックにくくりつけたり、荷台につけたりするためあまり大型で重量があるものは選べません。
小型の5〜20Wくらいのものがよいです。
キャンプや非常用
スマホなどの通信機器はもちろん、ノートパソコンなどにも対応できる大容量のソーラーパネルが欲しいところです。大きなパネルはその分発電効率がよく、バッテリーへの充電も早いです。
キャンプ用と、非常用は兼用できますので、100Wレベルのハイパワーモデルを選ぶとよいです。家で使う場合や車での移動であれば重量はほとんど気にする必要はありません。
ソーラーパネルの弱点
夜間、くもりや雨の日はほとんど発電できません。室内の照明などでも発電できません。
また、発電量はその時の天候に左右されるため一定ではありません。
充電できる時間帯は太陽が出ている、8時〜16時くらいの8時間くらいになると思います。
ソーラーパネルの選び方
発電量 W (ワット)
数値が大きいほうが充電が早いです。
サイズ
折りたたんだ時と、広げた時のサイズ。
幅が大きいとバックパックなどに取り付けるのが難しくなります。
出力系統
USB出力、どのプラグ充電に対応するかを確認しましょう。
電圧(V)、電流 (A)の数値が大きいほど効率よく充電できます。
逆流防止保護機能
バッテリーからソーラーパネルへ逆方向へ流れてしまうのを保護する機能です。バッテリーが放電してしまうのを防ぎます。
おすすめのソーラーパネル
現在たくさんのソーラーパネルが販売されています。
その中でも大きさや用途別に5つのソーラーパネルを見てみましょう。
RENOGY E.FLEX Sunpower 10W PLUS

出力 | 5V, x1.92A (最大) USB-A 1ポート |
サイズ | 262x 160x 4 mm (折り畳み時) 340 x 262 x 2mm (展開時) |
重さ | 317g |
2枚のソーラーパネルでUSB1ポート出力ができます。
バッグにつけられるカラビナが4つと、ガラスなどに取り付ける吸盤が付属しています。
パネル表面は撥水素材が使われており、濡れにも強い設計になっています。
出力 | 5V x 0.96A (最大) USB-A 1ポート |
サイズ | 340 x 262 x 4mm |
重さ | 158g |
パネルが1枚の5W Plus を購入して使ってみました。

充電速度は早くはありませんが、アウトドアで行動中などにモバイルバッテリーにつないで充電しておくのが丁度いい使い方です。いつの間にか充電されています。
ただ、快晴時でないと思ったより充電できないので注意が必要です。
私の不注意でUSB充電部を破損してしまったのですが、サポートに連絡したところ、すぐに新しい製品と交換していただけました。期待していなかっただけによい結果になりました。
RAVPower 16W RP-PC008

出力 | 5V / 2.4A USB-A 出力2ポート 合計(最大):16W |
サイズ | 240 x 155 x 15mm (折り畳み時) 655 x 240 x 4mm (展開時) |
重さ | 450g |
逆流電防止機能あり
ソーラーパネル3枚と充電部1枚の4枚で、生地は水濡れに強く耐久性があります。
たたんだ時のはA4のコピー用紙と同じくらいのサイズです。
コンパクトながら同時に2ポート出力できるため、使い勝手がよいです。
Anker PowerPort Solar 21W

出力 | 5V x 3A、USB-A 2ポート 最大計21W |
サイズ | 約282 × 160 × 28mm (折り畳み時) 約670 × 282 × 5mm (展開時) |
重さ | 481g |
ショート防止機能とサージ保護機能あり
3枚のソーラーパネルと、充電部分の4枚になっていて、折りたたむとコンパクトになります。
パネル以外の生地は引き裂きや傷に強いポリエステルが使われています。
ザックにつけるのはもちろん、テントに引っ掛けて使用したり、アウトドアに使いやすいサイズです。発電効率もよいので、使わなくてもこれを1つ備えていると安心です。
2015年に購入して3年ほど登山で活躍してくれています。
充電するところがポケットになっていて、スマホやモバイルバッテリーを入れておけます。

夕方に計測したところ、このような数値になりました。(4.95V x 1.41A)

Anker PowerPort Solar 60

出力 | 8 mm DC出力:16.8V=3A 5.5 mmDC出力:17.6V=3A Power IQ USB-A 出力:5V = 3A (2 ポート、各ポート最大2.4A) |
サイズ | 289.6 × 162.6 × 4.320mm (折り畳み時) 698.5 × 289.6 × 14.0mm (展開時) |
重さ | 約1.2kg |
あとで紹介する、大容量バッテリーPowerhouseの充電に対応しています。
USBのほか、DC出力が可能なので様々な機器に応用が可能です。
重量はありますが、バックパックにくくりつけて使用することができるのでシーンを選ばず使えるオールラウンダーなソーラーパネルです。

suaokiソーラーチャージャー 100W

出力 | DC 18V/5A USB 5V/2A (最大2.4A) |
サイズ | 550 x 540mm (折り畳み時) 1100 x 540mm (展開時) |
重さ | 3.3kg |
IPX3防水保護対応なので多少の濡れなら大丈夫
USB出力と18VのDC出力ができるデラックスな仕様です。
AnkerのPowerhouseへ充電もできるようなので、より効率の良い充電はしたい場合は予算と相談してこちらも購入候補にしたいところです。
そこそこ重量と大きさがありますが、キャンプでも非常時でもこれ一つあるだけで安心感が違います。
質のいいケーブルも必要


効率の良い充電のためにケーブルも質の良いものを選びましょう。
ケーブルの長さはアウトドアスポーツ時には90cm 、キャンプなどでは180cmが使い勝手が良いと思います。
細いケーブルだと、外で使用した時に断線する恐れもあるので太いほうがよいです。
回し者ではありませんが、Ankerのケーブルが間違いないですね。
モバイルバッテリー、大容量バッテリー
Anker PowerCore Lite 10000

バックパックにソーラーパネルをくくりつけてこのモバイルバッテリーに充電するのにちょうどいい容量とサイズです。
MicroUSBとUSB-C入力に対応しているため、使うスマホを選ばず充電できます。

Anker PowerHouse 200 (213Wh)

後述のバッテリーより容量は小さいですがその分コンパクトになり(2.7kg)、持ち運びがしやすくなっています。
最大30W 充電のUSB-C PDという高速充電方式にも対応しているのでMacbook などのノートPCの充電にも問題なく使えます。
スマートフォンは約15回、MacBookを3回分フル充電できるということです。
普段使いにもよさそうな製品ですね。

Anker PowerHouse (434Wh/120,600mAh ポータブル電源)

USBのほか、AC電源やシガーソケット電源を取ることができます。
Anker PowerPort Solar 60 や suaokiソーラーチャージャー 100W からこのバッテリーに充電しましょう。
120,600mAh という大大容量でノートパソコンはもちろんちょっとした家電を動かすことが可能な、まさに非常に力を発揮してくれるバッテリーです。

その他として、手回し式のラジオなどを備えておくと非常時に安心です。

まとめ
Anker製品ばかりの紹介になってしまいましたが、それだけAnkerがその分野で優れた製品を出しているのだと思います。
小さな製品を一つずつ、非常用に大きなソーラーパネルを一つあるといろいろな場面に対応できるでしょう。
もちろん、発電量は天候次第なので使いたい時に使えなかったということは十分考えられます。万いくつかモバイルバッテリーをこまめに充電しておくのもよいと思います。