中国での滞在に欠かせないVPNサービスを利用してみました。
自分でVPSを利用して構築する記事を紹介しましたが、ややハードルが高いうえ、繋がらなくなったときの対応が難しいので専用のサービスを利用する方が安定して接続できます。
今回利用したBlueSurface はWindows、Macに対応したブラウザ型の独自アプリを提供しており、誰でも簡単にVPN接続することができます。
VPNサービス BlueSurfaceの特徴
中国でGoogle・YouTubeが見れる
- Windows11, 10, 8 , 7 Vista , XP
- Mac OSX 10.6 以上
- iPhone / iPad
- Android (ShadowSocks接続のみ)
独自VPN (L2TP / OpenVPN)
ShadowSocks
BlueSurface独自接続アプリによってWindows、Macでは難しい設定などは不要で接続できます。
iPhoneではプロファイルをインストールするだけで接続可能です。
Androidは別のアプリをインストールする必要がありますが、用意されたQRコードやアクセスキーを読み込むことで接続できるようになります。
BlueSurfaceの料金プラン
1週間の無料トライアル あり
長期プラン | 料金 |
---|---|
30日間プラン | 1,320円 |
90日間プラン | 3,500円 |
180日間プラン | 6,050円 |
360日間プラン | 10,200円 |
短期プラン | 料金 |
---|---|
8日間プラン | 420円 |
15日間プラン | 740円 |
BlueSurfaceを無料で利用する
まずは、一週間無料で試せるので中国へ行く前に試してみることをおすすめします。

トップ画面の 無料トライアルをクリックしましょう。
名前と、メールアドレス、確認用の文字を入力して送信します。
入力したメールアドレスに申込み完了メールが届きます。
その後、少し経つとIDとパスワードが記載されたメールがもう一通届きますので確認しましょう。
Windows / Mac での接続
今回は Macを利用して設定していきます。Windowsでもほぼ同じやり方です。

- ダウンロードページを開いて .zipファイルをダウンロード
- ダブルクリックで開くとセキュリティエラーが出るので、右クリックかCtrlを押しながらクリックして開きましょう。
- 「アプリケーション」のBluesurface を開くとログイン画面が表示されます。 メールで送られてきたログインIDとパスワードを入力してログインします。
- ログイン後、上のメニューにBlueSurfaceソフトのアイコンが表示されるのでクリックして、中継サーバーの選択をします。
遅かったりつながらない場合はここを変更して接続先を変えてみましょう。

メニューの「接続スピードの測定」をしたあと、中継サーバーの一覧の接続先にマウスカーソルを置くと目安の速度が表示されますので参考にしましょう。
Macの場合は「●●●●●」が一番通信速度が速い接続先のようです。

付属のブラウザ Chronium を利用している状態でないとVPN接続ができません。
なので中国国内のサイトを見るときは他のブラウザを使い、GoogleやYouTube、FacebookなどのSNSを利用するときにこのChroniumを使うようにするといいと思います。
他のブラウザ、アプリでもVPNを使いたい場合
PCで利用する場合は、付属のChroniumが必要となるのでやや使い勝手は悪いのかなと思います。ただ、GoogleやYoutubeをブラウザで見る分には問題ないです。
ただ、 Skype (中国版でない) やDropboxを使いたい場合もありますよね。
そういった場合でもShadowSocks用のサーバーを利用することで他のブラウザやアプリでも使えるようになります。
今回は Outline というShadowSocksに対応した接続ソフトを利用してみました。
ShadowSocks 接続ソフト Outlineの使い方
公式の案内ページがあるので確認してみてください。
ここではMacの接続していきます。
BlueSurfaceアプリのように手軽に接続先を切り替えられるわけではないので注意してください。少し手間ですがアドレスを一つ一つコピペして追加しましょう。
ログインするとShadowSocksの接続リストが表示されますので、接続したい接続先の接続用アクセスキーを選択してコピーします。
ss:// 〜

ダウンロードしてあるOutlineを起動して上部のメニューバーにあるアイコンをクリックするとサーバー追加画面が表示されます。

右上の「+」をクリックして、さきほどコピーした「ss:// 〜」のアドレスをここに貼り付けます。自動的にサーバーが認識されるので追加されます。

あとは右下の「接続」ボタンをクリックするだけで接続が開始されます。

PCの接続IPアドレスを確認できるサイトを見て、追加したプロキシサーバーアドレスと同じであれば、ShadowSocks接続ができています。

日本国内から東京のサーバーに接続したときにはこのくらいの速度が出ました。

iPhone / Android での接続
iPhone と Android では手順が異なります。
iPhoneの場合
メールに記載されているURLにアクセスしてログインします。
iPhoneのSafariで開くとプロファイルのインストール確認があるのでそのままインストールしましょう。


インストール後、「設定」「VPN」を見ると

BlueSurface (NEW) VPN … Tokyo
というリストがずらっと並んでいると思うので、接続先(Tokyoなど)を確認して選択して、上部の「状況」の接続ボタンを押します。
日本国内からTokyoサーバーに接続した所このくらいの速度が出ました。

Androidの場合
Google Playからアプリをインストールします。
https://bsm.bolab.net/ss でログインしたあと
接続先アクセスキーをコピーして、アプリの「クリップボードからインポート」で接続設定ができます。接続には右下の紙飛行機アイコンをタッチしましょう。
接続先がいくつか用意されているのですべてインポートしておくと使いやすいと思います。
詳しい方法は公式ページにあるので参照してください。
この記事のまとめ
中国のネット規制が強まる中、VPNではない接続方式「Shadowsocks」に注目が集まっています。
比較的規制されにくい通信方式なので IPsec/L2TPやOpenVPN といったVPN以外の手段も用意しておくとよいと思います。
中国へ行く前にShadowSocksを利用できるBlueSurfaceを試してみましょう。