家のインターフォンをチャイムからWiFi 対応のインターフォンに交換しました。
モバイルバッテリーなどで有名な Anker (アンカー)製ですが、日本未発売製品のためアメリカから個人輸入しました。
Anker公式サイトやAmazon.comでは日本から購入することは出来ません。入手したい場合は ebayで探してみましょう。送料込みでだいたい2万円くらいです(Amazon.comだと約13,000円)。
購入から到着まで2週間程度かかりました。輸入してまで使うの?と思いますよね。
でも実際に使ってみたら高機能で使いやすく買い増ししてしまいました。そのくらいいい製品です!

Anker Eufy Doorbell の特徴

ドアベル本体
- 本体は防水
- 本体に4GBストレージ
- 2K(2560×1440)画質
- 電源が必要 (非バッテリー)
- 160°の広角レンズ
機能
- スマホアプリからリアルタイムで確認
- 赤外線カメラ(ナイトビジョン)で夜間もOK
- 自分の声を録音してクイック返答(3つまで)
- 動体検知で録画
- 相互会話可能
- 家族でカメラを共有(管理者、閲覧ユーザー)
- Amazon Alexa、Google Homeと連携
他の人気インターフォンと比べても高機能高画質です。
Anker Eufy Doorbell 開封
製品箱の表

製品箱の裏側

- ドアベル本体
- 室内用チャイム

- コード類、ワイヤナット(コードを連結するパーツ)
- 取り付けネジとアンカー
- チャイム用コンセントピン
- 本体取り外し用ピン

- 本体を取り付けるブラケット
- 15°の角度をつけるパーツ

室内用のチャイムはそのまま日本のコンセントに挿して使えます。
ピンとチャイムが別々になっているので取り付けましょう。


取り付ける際はドアベル本体の裏側にコードを接続するネジがつけてあります。

日本の技適表示はありません。

スマホよりも小さいサイズ

ドアベル取り付け
16-24VAC and the output power is 30VA or above
AC電源から電源を取る場合は16V以上が必要です。12VのAC電源で試したところ赤ランプ(電圧低下)が常時点灯しました
今回はAC電源を使っているため自分で取り付けていますが、壁から電源を取る場合はプロにまかせましょう。
AC電源の延長ケーブルを加工
まず、既存の玄関チャイムを取り外してこの製品を取り付けてみましたが動きませんでした。Eufy Doorbellは16V以上の電圧が必要ですが、チャイムは乾電池給電だったようです。
なので、AC電源と延長ケーブルを購入して、ケーブル側を加工することにしました。なお、ケーブル側を加工するには資格は不要とのことです。ただし発火等の危険性もあるので自己責任でお願いします。




延長コード側のプラグをカット

コード剥いてネジネジ

Eufy付属のコードと接続

熱収縮チューブで保護絶縁

玄関に取り付け
既存のチャイムよりサイズが小さいので壁面に隙間ができてしまいました。以前DIYに利用したコンセントカバーがあったのでこれを黒く塗装して取り付けたらサイズがぴったりでした。

真ん中が開いているカバーを黒スプレーと塗装。必要があれば取り付け用の穴をドリルで開けておきます。

壁の裏側からAC電源の黒いケーブルを通して、外に出します。(白っぽいケーブルは既存のチャイムのケーブルで絶縁してあります)
このときAC電源はコンセントに挿さないでおきます。

塗装したプレートを装着。仮止めしておきました。

真ん中に本体取り付け用のブラケットを付けます。この後、ボルトとナットを用意してプレートに取り付けました。
ブラケットのシールの下はヒートシンクになっているので剥がしておきましょう。

本体の裏側にコード2本を取り付けます。極性がないのでコードはどちらに接続してもOKです。ネジを締めてから、ブラケットの上部から引っ掛けるようにして押し込むと固定されます。
なお本体を外すときは付属のピンを本体下部の穴に差し込みます。

これで取り付け完了です。本体は一応防水仕様ですが、心配だったので本体周辺をシーリング加工をしておきました。


ブラケットと本体の間に15°の角度をつけるアタッチメントを取り付ける個も可能です。

技適対応してみた
Ankerはグローバル展開しているメーカーですが、この製品は日本未発売のため日本の技適マークがありません。そのまま日本で使うと電波法に抵触する可能性があります。
技適がない機器でも利用できる特例があり、届け出をすると180日間その機器を使うことが出来ます。
アプリから利用する
アプリをダウンロードしたら、まずアカウントを作成します。必要なのはメールアドレス、パスワードのみです。
「Add Device」> 「Doorbell」 > 「 Wired Doorbell」をタッチします。
カメラが起動したら、製品箱のQRコードを読み込むと自動的にドアベルが追加されます。


本体のボタンを5秒間押して、ドアベルのチャイム音を鳴らして接続できるかを確認します。
リージョンに日本がないので、「North America」を選択。そして、接続に利用するWiFiのSSIDを選んだあと、WiFiのパスワードを入力しましょう。


室内用のチャイムも合わせてコンセントに挿しておきます。Syncボタンを2秒押して音を鳴らしましょう。


これで初期設定が完了です。
アプリから視聴・設定
こちらが最初の画面です。再生ボタンを押すとリアルタイムでカメラの画像を確認できます。

真中のボタンでスマホ側からドアベルへ音声を流すことが出来ます。ドアベルの音は聞こえるので相互通話が可能です。
クイックレスポンスという事前に設定・録音した音声メッセージを流すこともできます(3つまで)。

本体に4GBのストレージが内蔵されています。いっぱいになると上書きされます。
- 動体検知
- ドアベルを押したとき
1ファイルあたり30〜60秒でだいたい10MBでした。mp4フォーマットなのでPCに送って再生可能です。

ドアベルの設定一覧です。
- ドアベル・チャイムの音
ドアベルの音量調整
- 音声録音
音声を録音するかどうか
- 夜間LED オンオフ
- 動体検知
5段階で動体検知の感度を設定可能です。人の顔だけ認識したり、モノが動いたときにも検知するかなどかを選択。
- 録画品質
HDR(ハイダイナミックレンジ)のオンオフ
ディストーション(レンズの歪み)補正オンオフ
ストリーミング品質 – Auto / 低 / 中 / 高
録画品質 2K (2560×1920) / フルHD (1600×1200) / 節約 (1600×1200)
- 通知
ドアベルが押されたとき / 動体検知したとき


「Security」タブで動体検知するかどうかの設定ができます。スケジュールにすると時間帯によって動体検知するかしないかの設定が可能です。「Disarmed」にするとなぜかドアベルを押したときに録画されないです。


PCからカメラ画像を確認
PCのブラウザからも自宅のカメラ画像を確認可能です。
ただし、できるのはリアルタイム視聴だけで、クラウドを契約していないと録画履歴などは見れません。
https://mysecurity.eufylife.com/#/camera
その他のWiFi インターフォン
Ring

+style ドアホン

この製品も気になっています。
Panasonic ドアホン

最近ではインターフォンの値段もだいぶ安くなってるんですね。この製品はスマホからは見れません。
Anker Eufy Doorbell の画質
2K (フルHDの2倍)の画質なのでめちゃ綺麗です。ストリーミングでスマホから見る場合は自動で最適な画質で配信してくれる(変更可)のでデータ容量を圧迫する心配もありません。
動画の鮮明度は10m先の車のナンバープレートが読める程度です。スマホのカメラ画質には到底敵いませんが、思っているよりくっきり写ります。
同一の色が連続するところ(壁など)が塗り絵っぽく感じましたが、玄関カメラとしては全く気にならないレベルです。
また、ナイトビジョン(赤外線)を搭載しているので夜間の撮影も問題なしです。
Amazon Alexa と連携
日本のAmazon アカウントだと Amazon Echoとは連携できません。利用する場合は、アメリカのAmazonのアカウントを取得する必要があります。
私の場合は、1台の Echo dot を Amazon.com のアカウントとひもづけて利用しています。この場合は日本独自のAlexa スキルは利用できなくなります。


Anker Eufy Doorbell インプレッション
- 画質が2Kでめちゃくちゃいい
- スマホですぐ見れる
- 相互通話ができる
- 日本から購入できない!
- 場合によっては自分で取り付け不可
- 内蔵ストレージが4GBのみ (クラウド保存は有料)
実際に取り付けるまで日本でこの製品が動作するのか不安でした。既存のチャイムと交換したところそのままでは動かなかったので、AC電源から繋いだところ問題なく動作しました。
Anker Eufy Doorbell を買ってかなりよかったと思っています。
画質はフルHDの2倍なのでかなり綺麗です。HDRに対応しているので明暗差の強い場所でもはっきり写ります。またナイトビジョン撮影もできるので夜間の防犯対策もバッチリです。
そして、なんといってもスマホアプリでリアルタイムでカメラの映像を確認できます。タイムラグも1〜2秒程度なのでかなり実用的です。
あまりにも使いやすかったので2台購入してしまいました。ebayで買ったので定価よりもちょい高くなりましたが期待以上の価値があったと思います。
コメント
コメント一覧 (12件)
youtubeて見る限りringは音声も質が悪くレスポンスも悪く日本のドアホンに比べると使い物にならないレベルだったので、私もeufyにしました。Amazon.comでも送料20ドルで送ってくれましたよ、トータル155ドルで5日で届きました。ebuyよりいいかと思います、因みに私も乾電式のチャイムから交換しましたが、室内のチャイ厶の配線を外し、その配線にアダプターを繋げて既存の配線をそのまま利用しました。
Eufy Doorbell 取り付けされたのですね!
情報ありがとうございます。
Amazon.comを覗いてみましたがやはり日本には発送できないようでした…。
セラーによるのでしょうかね。
/*追加コメントへの返信*/
有料のクラウドサービスもあるようですが、SDカード以外に保存できないのは不便ですよね。
電源の極性はないようなので大丈夫だと思いますよ。
そうなんですね、そうとは知らずにアリエクで購入しました^^;あとcloudはちょっと勿体無いですよね。
ひとつお尋ねしたいのですが、私も余ってるechoがあるのでUSアカウントで連携させたいのですが、上手くいかず(日本のアカウントとはメアドも分けてあります。)日本のAmazonに接続されてしまいます。Alexaアプリも別のスマホからUSアカウントでログインしてるのですが、スキルが日本になってしまいます。アカウント設定で全ての地域をアメリカにしてるのですが、解決方法が有れば教えて頂きたいです、それとUSアカウントと連携したechoは日本語で操作出来るのでしょうか?
私も試行錯誤した記憶があるのですが、本体のリセットなどをして再設定してもダメでしょうか?
また、アプリ・音声は日本語で操作できますよ。
参考になるかはわかりませんが、Amazon US に接続されている場合は以下のように表示されます。
「設定 > その他」
ホスト名: alexa.amazon.com
色々試してみた結果iPhoneの使用言語を英語にしてからログインすれば行けました。
echo showもリセットして言語を英語にしてセットアップすれば問題なくUSアカウントでログイン出来ました。
ところでauto night visionをオフにするとバグで動体検知がオフになるらしいのですが、私の環境では検知してないのに無人の動画を5分ぐらい録画するので、現在はオンにしてるのですが。試された事はありますか?
USアカウント使えましたか。よかったです。
auto night visionは常にオンにしているので試したことはないですね。今度やってみたいと思います。
ただバグなのかは分かりませんが何もないときに動体検知・録画することはありますね。
たまに車のタイヤを人間の顔と認識します笑
お陰様で使えました、ありがとうございます。なんですが、、eufyはringやnestの様にインターホンが押された時に自動でスキルが立ち上がらないみたいですね、echo showでも音声通知だけらしいです、その為に頑張ってたのに残念です^^;
スキル使えないのですね…
私の場合は、Alexaの定型アクションしか使っていなかったので知らなかったです。
アップデートで改善されることを期待したいですね!
自分にピッタリな記事ありがとうございます!
情報が少なく助かりました。
チャイムは日本でもコンセントに差し込むだけで使えるんですね?
Acアダプターについて質問ですが、
Ac100v→Ac16-24vが海外の規格だと思いますが、
今回使われてアダプターはAc→Acではなく、Ac→Dcをお使いになられたようですが、これで大丈夫なのですか?
それと工事は必要になりますがチャイムがコンセントに差し込むだけであればあとは家庭のAc100vの配線を変圧器でAc24vに変換さえできればもっとスマートに付けられそうですね!
チャイムはコンセントを差し込むだけでオッケーです。
私は電気関係については素人ですので安全性については明言できませんが、動作自体は問題ありません。
業者などにおまかせしたほうが間違いないですね!
一応anker公式としてはDC非対応とのことなので20V程度のAC電源(いわゆるトランス)が必要なようです。サポート回答ではDC繋ぐと壊れるよ!とのことでしたが、少なくとも以前のモデルでは何故か動作するケースがあったみたいですね(Reddit等でも事例あり)
情報ありがとうございます。
取り付け当時は電気についてよく分かっていなかったのですが、運が良かったのかもしれませんね。