IPv6(IPoE)とv6プラス、DS Liteで回線速度を改善しよう【ネットが遅いを解消】

2018年現在では、夜間ピーク時のネットの速度低下は小さくなりました。

ただ、時間帯や環境によって遅くなる場合がまだまだあります。

 

この記事では、ピーク時にネット速度が遅くなる原因と、その解決策をご案内します。

自宅のネット回線の速度を上げて、快適なネットライフを取り戻しましょう。

1Mbpsも出ない!夜間のネットワーク速度

2017年ごろから急にネットの回線が遅くなりました。特に夜7時から11時くらいまで1Mbpsも出ないという具合でした。これではYoutubeやNetflixなどの動画サイトはもちろん、普通のWebサイトですら読み込みが遅くてストレスを感じるレベルです。

契約している回線はフレッツ光なので、こんなに遅いはずはないのですがいつまでたってもこの夜間のネット回線の遅さは変わりませんでした。

自分の環境だけネット回線が遅くなっているのだと考えていましたが、どうやら他のユーザーも夜のピークタイムの遅さを感じているようでした。

そんななかDS-Liteというネットの接続方式を知りました。たまたま持っていたYAMAHAのルーターがDS-Liteに対応していたので試してみることにしました。

ネット回線が遅いのはプロバイダが悪いの?

動画を見ている途中でカクカク止まるストレストフルな状況が続いていたので、原因についてネットで検索してみると、夜間アクティブなユーザーが多くてトラフィックを圧迫しているからだ、ファイル共有しているユーザーのせいだ、ケーブルが悪い、プロバイダのせいだ、となどと書いてあるサイトが多くありました。特に私が以前から使っているプロバイダの名前をあげているサイトも多く見られました。

たしかに、利用するプロバイダによって速度は多少変わりますが、本来100Mbpsくらい出るはずが1Mbps出ないのは異常です。

なぜフレッツ回線は遅いのか?

私のようなテクノロジーに疎いユーザーは全く知らなかったのですが、原因が見えてきました。

  1. インターネット(IPv4)に接続する際のPPPoE認証がボトルネックになっている。

  2. どこまでNTTの設備増強がされるか見通しがついていない。

問題解消にはNTTの設備増強が必要なのですが、なかなか進んでいません。施設あたりのユーザー数、トラフィック増大など、需要に追いついていなのが現状です。帯域制限を受けてるのではないかと錯覚するレベルですが、私たちユーザーには何もすることができません。

PDFファイルですがここを読むとNTT東西の考えがわかります。

参考記事のタイトルとURLを入力してください

この2つのキーワードを抑えておけばオッケーです。

  1. PPPoE

    フレッツや光コラボインターネット接続には一般的にIPv4 PPPoEという接続方式で接続しています。セッションごとに認証サーバー(網終端装置)を通過しています。

    そのため夜間のピークタイムなどにインターネット接続時に通過しているNTTの認証機器(インターネットの入り口のようなもの)にアクセスが集中して、それがボトルネックになって速度が低下ししています。

    遊園地で例えるなら客が増える時間に入場ゲートで入場制限しているようなイメージです。なのでここを入り口として利用している以上、プロバイダを変えても速度向上は期待できません。

  2. IPoE 

    認証を回避して直接インターネットに接続する技術です。

    例えるなら入場ゲートを通らないので行列や入場制限なく遊園地に入れるようなものです。これはIPv6対応サイトのみ可能で、IPv4だけ対応しているサイトにはPPPoE認証してアクセスすることになるので、大きな速度向上はできません。

    仕組みはIIJエンジニアのブログがわかりやすいです。http://techlog.iij.ad.jp/archives/1879

ポイント

PPPoEは認証が必要なため、順番待ちが発生する = 混雑

IPoEは認証不要なため順番待ちがない = 高速

IPv6のIPoE接続だけでは速度は変わらない?

IPv6のIPoE接続だけではそれほど回線速度の向上はできません。

速くなるのはGoogle、YoutubeなどIPv6に対応したサイトのみです。IPv4のみ対応のサイトはほとんど変わりません。なぜならIPoE接続されるのはIPv6サイトのみで、IPv4にはPPPoEが使われているからです。

これはSo-netからの引用画像ですが、よく見ると実際に速くなるのはIPv6サイトのみです。

おさえておくポイント

IPv4 接続だけでは、IPv6しか対応していないサイトは見れない。

IPv6 接続だけでは、IPv4しか対応していないサイトは見れない。

IPv4サイトと、IPv6サイト両方見れるようにするには、 IPv4 over IPv6 という技術を利用する必要があります。かんたんに言うと、IPv4とIPv6が共存できる接続方式です。

IPv4 over IPv6はv6プラスDS-Liteという名前でサービスが提供されています。

解決策 = v6プラス、DS-Liteを利用する

IPv4 over IPv6 = (v6プラス、DS-Lite)

IPv4パケットをIPv6のカプセル包み、IPv6としてPPPoE認証をせず通過させます。その後、このパケットをVNEとよばれる通信事業者 (mfeed、JPNEなど)のサーバ上でカプセル化を解除(IPv4化)します。

こうすることで、ボトルネックであった渋滞しているPPPoE認証が不要になります。

IPv6 IPoEとIPv4 over IPv6の技術を利用したDS-Liteやv6プラスを利用することで混雑時も影響されずネットが見れるようになるということです。

本来はIPv4のPPPoE認証させるべきデータにIPv6のデータのフリをさせて、認証をせずにそのまま通過させようというものです。

v6プラスとDS-Liteはだいたい同じようなものですが微妙な違いがあります。

v6プラスとは

MAP-E方式とも呼ばれ、IPv4のパケットをIPv6のパケットでカプセル化する技術です。

利用者側でアドレス変換をすることができるため、割り当てられたポートを利用することができます。

DS-Liteとは

v6プラスと同様に、IPv4のパケットをIPv6のパケットでカプセル化します。その後ルータからIPIPトンネルを作ってtransixのサーバーまで接続させます。transixサーバー上でカプセル化を解除することでIPv4のデータもPPPoE認証を回避できるようになります。

プロバイダがアドレス変換を行うため、ユーザーはポート開放を行うことができない。

何ができて何ができなくなる?

できる

混雑時のネット回線の渋滞回避

できない

DS-Lite利用時は、VNEの共有のグローバルIPアドレスが付与されるため、特定のポートを開放する必要があるサービスを利用しにくいか、できない場合があります。 たいていのDS-Lite、IPv6サービスではサーバー運用ができなくなるとアナウンスしています。

VoIP、オンラインゲーム、VPN、Webなどのサーバー等

これは大きなデメリットです。NASやサーバーを持っている場合外部からアクセスできなくなるわけですから、これと引き換えにできるかというと難しいですね。

ややこしいのは絶対に外部からアクセスできないわけではなく、自分が使いたいサービス(ゲームやサーバー)が使うポートが必ず割当てられるわけではないのです。

ゲームなどによっては問題なく通信ができる場合もありますが基本的にはDS-LiteやMAP-Eを使っていると上記のようなサービスは使えないと思ったほうがよいです。

v6プラス、DS-Liteの導入は簡単?

多少の知識と機器が必要ですが、プロバイダでルーターをレンタルをしていたり、対応機種も増えて、設定もシンプルになったので導入しやすくなりました。

プロバイダの設定解説ページなどを見ながらやれば、設定はすぐに終わります。

v6プラス、DS-Liteはサーバ公開ができる?

v6プラスや、DS-Lite時はサーバー公開が難しいのですが、YAMAHAのルーターを利用することで可能になります。

  • IPv4 PPPoE 通常のプロバイダ接続
  • IPv4 over IPv6 = v6プラス、DS-Lite

この2つの接続方法を併用することで、おいしいとこ取りができます。

次の記事では自宅回線のIPv6化 (IPoE)とDS-Lite接続するためのルータの設定を見ていきましょう。

ipoie サーバー公開もできる。YAMAHAルータで自宅回線をIPv6 IPoEとDS-Lite化する手順

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