欲しいものがあったら真っ先にAmazonや価格.comで調べてから買う。
そんな方は多いのではないでしょうか。
いまや国際間のネット売買が盛んになり、中国やアメリカから個人で輸入することも以前ほど難しくなくなりました。
アメリカのAmazon.comでは関税もひっくるめての支払いになるので、追加でお金を支払うことはありません。通関やその書類のやり取りをする必要がないので簡単です。
個人輸入となるとハードルが一気に高くなる気がしますが、一度Amazon.comで購入してみると意外と簡単だったなと思うでしょう。
この記事では、Amazon.comで購入する方法を紹介します。
個人で購入し、自分で使うものを想定しています。
英語は必要?
中学生英語 + 取引でよく使われる用語を知っておけば問題ありません。
万が一トラブルが発生した場合でも、Google 翻訳を使いながら英語に翻訳すれば言いたいことはちゃんと伝わります。
Amazon.comではありませんが、ebayというアメリカのヤフオクのようなサイトがあります。
Amazonよりもebayのほうが安く手に入る場合があるので日本語で利用できるebay購入代行サイトのセカイモンを活用してみましょう。
注意点
国内法で日本国内では使用できないものもありますので、あくまで自己責任での購入、使用をお願いします。
法律
Amazon.comで電機製品を購入する場合は、日本の安全規格などに適合していない場合があるので注意しましょう。
自分で輸入して自分で使う分には罪に問われることはほとんどありませんが、PSEに適合していない製品を他者に販売した場合、法律に抵触する恐れがあります。
スマホなど技適マークのない機器は日本国内で電波を利用してはいけないことになっています。事実上黙認されていますが、法的にはグレーなので注意です。
商品以外にかかる費用は?
送料
商品によって日本への送料が変わります。
通常の発送 (AmazonGlobal Shipping)の場合
商品 | 1回の発送につき | 1つにつき |
---|---|---|
本、VHSビデオ | 4.99ドル | 2.99ドル |
CDs, DVDs, Blu-ray, 音楽カセット, ビニール | 4.99ドル | 2.99ドル |
宝飾品、時計, 衣類 | 4.99ドル | 1.99ドル / ポンド |
カー用品、コンピューター、 電気製品,、ケア用品、 キッチン用品、 アウトドア、 生活用品、スポーツ、工具、かばん、ベビー用品、おもちゃ、ビデオゲーム、ゲーム機 | 4.99ドル | 1.99ドル / ポンド |
関税について
課税金額対象が1万円以下は関税と消費税の支払いが免除になります。
商品代金の60%が課税対象金額になるので、日本円だと16,666円まで免税です。
これには革製品など例外があるので注意してください。
注文代金に関税も含まれるので、注文時に確定した金額以上の料金を請求されることはありません。
購入に必要なもの
- メールアドレス (gmailなどでOK)
- クレジットカード、デビットカード
Amazon.co.jpとは違いコンビニ払い、ネットバンキングは使えません。
アメリカ国内の銀行に口座がない場合は基本的に支払い方法はクレジットカード、もしくはデビットカードになります。
- JCB
- Visa
- MasterCard
- American Expressカード
Amazon.comで使えるクレジットカード
- 年会費無料
- 楽天市場はポイントが倍貯まる
- 海外旅行保険が付帯
- 不正利用監視システムでショッピングも安心
Amazon.comのアカウントを作成
Amazon.comのページを開いてまずは、アカウントを作成しましょう。

右上のAccount’s and Lists をクリック。


新規でアカウントを作成するので
Create your Amazon account をクリック。
それぞれ入力します。
Your nameは 名、姓の順に半角スペースを開けてローマ字で入力してください。
Create your Amazon accountで確定します。
自動的にトップページに戻るので、購入前に配達先の住所を登録しましょう。
住所を登録
商品の検索の時に、日本へ出荷可能かどうか表示されるので、先に住所を登録しておきます。
トップページ上部の Account & Lists をクリックします。

Your Addresses から住所を登録します。
Add Addressをクリックします。

英語での住所の記入方法
英語での住所表記方法は基本的に日本と逆の順番になります。
しかし、日本で配達する方のために少しでも分かりやすいよう工夫しましょう。
部屋番号や、番地表示などは日本式に後ろに持ってきています。
東京都七王子市旭山町1丁目810番地 ヒルズパーク301号室
Hills Park #301
Asahiyama-cho, 1-810
Nanaoji-shi
Tokyo
JAPAN
町や市は townやcityでなく、machi、shiで問題ありません。
お好きな方を使ってください。省略しても届きます。
市町村名などの表記について
七王子市 は Nanaoji–shi
のように間に – (ハイフン)をつけたほうが分かりやすいと思います。
アパート、マンションの部屋番号には #301のように# (シャープ)を使います。
記法はいくつかあると思いますが、アメリカで問題なく宛先を印刷ができて、日本で配達する方に分かりやすいようにしてあげることが大切です。
電話番号の記入方法
日本の国番号である+81を先頭に記入します。
この場合は、090の最初の0を省略してください。
090-1234-1234の場合は
+8190-1234-1234
のように記入します。
03-9999-8888のような固定電話では
+813-9999-8888
と記入してください。


クレジットカードを登録


クレジットカードに記載されているとおりに、ローマ字で名前を入力します。
大文字なら大文字で入力してください。(例:ICHIRO SUZUKI)
16ケタのクレジットカード番号を入力してください。
「Expiration date」= 有効期限
カードに記載されている有効期限を 月 / 西暦 で入力します。
Add your card」で登録が完了します。
実際に購入してみよう。
たとえば、カメラのGoProを買いたいとしましょう。
日本のAmazonと同じように、商品を探します。

一覧に、製品が並びますが、価格の上に注目します。
Eligible for Shipiping to Japan ( = 日本に出荷可能)
これが日本に出荷できる商品です。日本の住所を登録していると表示されます。
製品の選択してみましょう。

国内のAmazon.co.jpとは違い、輸入になるので製品以外の料金がかかります。
商品自体の料金のほか、おおまかな送料、関税を確認できます。
右上の値段が書いてあるところの「Details」をクリックします。

- Price
- 製品代金
- AmazonGlobel Shipping
- 国際送料 (国内輸送費も含む)
- Estimated Import Fees Deposit
- おおよその輸入関税 (1万円以下には表示されません)
費用を確認したら「Add to cart」でカートに入れましょう。
ショッピングカードへ移動して、
「Proceed to checkout」で購入画面になります。

配達住所に問題がなければ、「Deliver to this address」をクリック。

配送方法を選択します。

3つの配送方法
あくまで目安の日数で、予定より早く届くこともあります。
AmazonGlobel Standard Shipiping
通常の配送。料金は一番安いですが、到着まで2〜3週間かかります。
AmazonGlobal Expedited
速達配送。商品到着まで10日程度。
AmazonGlobal Priority
最優先配送。少し高くなりますが、1週間程度で到着します。
支払い方法を選択

日本円建てで支払うため「My card is in Japanese Yen (JPY)」を選択します。
その後、支払元の住所の確認があるので同じであれば「Use this address」を選択します。
注文を確定
住所や名前は架空のものです。
- items: 商品代金
- Shipping & handling :送料と手数料
- Total before tax:課税前料金
- Estimated tax to be collected: だいたいの課税金額
- Import Frees Deposit:輸入税の前払い金額
- Order total – 合計料金
リアルタイムのUSD/JPYレートとはずれていると思いますが、価格に問題なければ購入しましょう。
到着まで
購入後、発送されると荷物追跡番号がメールで届きます。
Amazon.comのサイトから購入履歴からも出荷、輸送状況が確認できます。
DHLの場合はこちらで確認したほうが分かりやすいです。
スマホでアプリを使うと荷物追跡が簡単
17track という無料の荷物追跡アプリを使うと手元で配送状況が分かるので便利です。
起動時に登録画面が表示されますが、スキップしても使えます。

追跡番号を入力すると自動で配送業者を選択してくれますが、不明な場合は一覧から配送業者を指定してあげましょう。

最初は英語表示です。下のメニューから分かりにくい日本語ですが翻訳可能です。

実際に購入した商品が届くまで
AmazonGlobal Expedited (速達配送)にしましたが、購入画面で表示されていた予定よりも2日早く到着しました。購入から到着まで1週間です。

AmazonGlobel Standard Shipipingを利用したときは
i-parcelという配送業者で、国内に入ってからWMG Japan(佐川)に引き渡されて配送されました。発送から到着まで8日かかりました。

まとめ
Amazon.comを利用すると、日本で購入するよりも半額以下の値段で買えることもありお財布には優しいと思います。もちろん海外からの輸入ということもあり、言語の壁、きちんと商品が届くのかという不安が大きいと思います。
Amazon.comは日本のAmazon.co.jpのように顧客を大切にしている会社なので、もしトラブルがあったとしても真摯に対応してくれます。下手な英語のメールでも大丈夫です。キャンセルや返品の手順は明確にされています。
別の記事で紹介していますが、Amazon.comへの返品も実際に行いましたが思っていたよりもスムーズに行えました。
クレジットカード決済なので、商品が届かなかった時はもちろん決済されません。そういった意味では安心です。一歩踏み出して、魅力たっぷりのAmazon.comでお得な買い物をしましょう。
キャンセル方法
返品方法
交換か、返金を選択できます。やることは日本の場合とだいたい同じです。
この記事で実際に返品した手順を解説しています。

コメント
コメント一覧 (1件)
大変参考になりました!
ありがとうございました!
迷っていましたが、注文してみようと思えました!